地域包括って何?

日常生活圏域別に29のセンター設置

地域包括支援センターは、市町村が設置主体となっています。静岡市では、29のセンターがあり、社会福祉法人等に委託されています。高齢者を対象にご本人や家族、地域住民等が相談できる機関です。

3職種でチームを組み支援

保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員

保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)、またはこれらに準ずる者を配置しています。住民の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的として、3職種がチームとなって住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行っています。

4つの主な支援内容

地域包括支援センターの主な業務は4つあり、①総合相談支援業務、②介護予防ケアマネジメント業務、③権利擁護業務、④包括的・継続的ケアマネジメント支援業務となっています。保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員がお互いに制度横断的に連携し、ネットワークを構築して業務にあたっています。

総合相談支援業務

お気軽にご相談ください。

高齢者の皆さんやその家族、近隣に暮らす方の医療・介護・介護予防・保健・福祉・生活支援などに関する悩みに対応します。介護保険の認定申請や、認知症に関する事などの相談にも対応しています。

高齢者の福祉・医療・介護全般の相談窓口

  • 高齢者の皆さんの生活や介護に関する相談をうかがい、一緒に解決方法を考えます。
  • 介護保険制度の説明、必要な方には介護保険申請のお手伝いをします。
  • 高齢者の皆さんに役立つ地域の情報収集・提供を行います。
  • 在宅介護の方法等についての助言をいたします。
  • 認知症についての相談をお受けします。
総合相談支援業務イメージ

介護予防ケアマネジメント業務

いつまでもお元気でいられるようお手伝いします。

要支援と認定された方や、事業対象者の方と一緒にケアプランの作成などを行います。また、地域における介護予防の取り組みなどの支援を行います。

介護予防ケアマネジメント

  • 要支援1・2と認定された方、介護予防・日常生活支援総合事業の対象となる方のケアプランを作成します。

健康維持のアドバイス

  • 住み慣れた地域ですこやかに生活していくために、健康づくりや介護予防についての支援をします。
介護予防ケアマネジメント業務イメージ

権利擁護業務

皆さんの権利を守ります。

高齢者の人権や財産を守るために、成年後見制度の紹介や、虐待の早期発見と防止、消費者被害の防止などを行っています。

お金・財産の管理、契約の不安についての相談

  • 成年後見制度、日常生活自立支援事業の利用に関する相談を承ります。

高齢者虐待への対応

  • 高齢者への虐待防止や家族等の介護者への支援を行います。

消費者被害(悪徳商法)の防止

  • 消費生活センター等と連携し、情報提供等を行います。
権利擁護業務イメージ

包括的・継続的ケアマネジメント支援業務

地域で皆さんを支えます。

地域のケアマネジャーの支援等のほか、より暮らしやすい地域にするため、関係機関とのネットワークづくりに力を入れ、さまざまな方面から高齢者の皆さんを支援します。

地域のネットワークづくり支援

  • 地域のケアマネジャーへの支援や、町内会・自治会、民生委員、医療機関、ケアマネジャー、行政等と連携して、高齢者の皆さんを支えていけるように、地域の連携・協力体制づくりに取組みます。
  • 高齢者の個別課題の解決に向けた検討や、検討を通じた地域の連携・協力体制づくりを行うため、地域ケア会議を開催します。

地域活動への支援

  • S型デイサービス(ふれあいサロン)等、ボランティア団体等への活動支援を行います。
包括的・継続的ケアマネジメント支援業務イメージ